ルナのいない生活が1カ月過ぎた
その半分以上はただ泣いていたように思う
その後、いろんな方からのコメントやメールを読んで
波はあるものの
少しずつ普通の生活に戻っている
ただ今までと違うことは
ルナがいないということ
だけど
みなさんがおっしゃる通り
私が駄々っ子のように、ルナに「戻ってきて」なんて言っても
ルナが一番困ってる・・・
泣いてばかりいても
きっとルナが一番困ってる・・・
ママ、泣いてばかりで
涙の海に溺れないで・・・
昨日、ふと「嘆きの海」ということばが浮かび、頭から離れなかった
私、今、この海にいるんだと思った
波打ち際で、遠くはるか水平線を眺めて
向こうでルナが呼んでいるような気がして
波の中に足を踏み入れようとしてる
でも、そうしようとすると
向こうにいると思ってたルナが
私の後ろから、行っちゃダメ、って言ってる
「ルナ、そこにいたの?」
だけど姿も何も見えない
ただ、行っちゃダメって感じるだけ
そっちに行ったら
ママ、溺れるよ
波にのまれるよ
・・・そんなふうに感じるのだ
ルナ、
ママダメねぇ
まだルナを困らせてる
でもね、ルナのこと少し話せるようになりました
今日は月命日
ずっとこの1カ月のことを考えてたけど
何も思い浮かばない
あの日から、日にちがたってないような気がします
ルナのことを話し始めると絶対に泣いてしまうので
お散歩友達だったおじちゃんやみなさんに
本当はお伝えしなきゃいけないけど
ママは引きこもっているので
そういうことも何もできていません
でも、さっき車でうちに帰っていると
ルナが大好きだったおじちゃんがわんこのお散歩で歩いてらしたので
ママは、車の窓を開けてご挨拶しました
そうしたら、おじちゃんは
このご近所のお散歩仲間の方にルナのことをきいて
こんなことになったこと、ご存じでした
このおじちゃんは前にシェルティーを飼ってらして
そのシェルティーの時に、知り合った方です
その時、うちにはプチね〜ちゃまがいたのよね
しばらくして、シェルティーが亡くなって
おじちゃんもお散歩に姿を見せなくなりました
そのあと、ご親戚から今のワンちゃんを預かって、大事に飼ってるの
ルナが寄って行くと、ワンちゃんのほうは
「また、こいつか〜、元気良すぎてウルサイわい・・・」っていうようなかおをしてたよね
その分、おじちゃんのほうが
「お〜、ルナちゃん、いつも元気印だなぁ
どんな電池が入ってるの〜?」って
お顔をペロペロさせてくださって、ふざけてたよね
そのおじちゃんが、ママに
「ルナちゃんのこと、きいたよ、大変だったってね
今は悲しいよね、
でも、また新しいワンちゃんを育ててあげて」って言ってた
ルナの1カ月の月命日に
ルナが大好きだったおじちゃんに声をかけてもらって
ママはとっても嬉しかったです
あのおじちゃんがご存じということは
きっとほかのお散歩友達の方も、もうきっとご存じね
ルナ
ママ、波に足をすくわれないように気をつけるね
見ててね
きっと今度会った時にも
「あ、私のママ!あの明るい、いつもの私のママだ!」ってわかるように
笑顔で暮らしていくからね
ママは何日か前
ルナの気持ちになって考えました
ママのことが大好き!
ママがくれるマンマ、とってもおいしくて、いつもペロッと食べてた
ときどき、ひんやりする甘いものもくれた
ママが「これはね、リンゴよ」とか「ぶどうっていうのよ」って言ってた
トレーニングも、いろんなお友達と会えたし
お散歩も大好きだった
みんなルナのこと覚えてくれて、お散歩楽しかった
パパは、ママより厳しいけど
一緒にトレーニングしてくれてうれしかった
お兄ちゃんは1回しか会わなかったけど、おもちゃで遊んでくれて
ママやパパと違って、とてもおもしろく遊んだ
お姉ちゃんは、一緒にお散歩も行ってくれたし
一緒に走ったこともある
みんなみんな大好きだった!
きっと、ルナはそんなふうに思ってくれてると思いました
初めてルナの気持ちになれました
そうしたら、ルナはやっぱり幸せだったのかなって思えてきました
短かったけど楽しく暮らせたのかな、って・・・
今までママは自分のことばかり思っていたけど
やっとルナの気持ちに沿えたような気がします
そうなの、ルナ?
本当にそう思ってたんだね
ママ、そう思ってていいんだね
ルナは幸せだったって、思ってていいんだね
次に会うときは虹の橋ね
忘れずに走ってきてね
ママも走って行くからね