beagle beaglemy life with Luna & Liberty
ビーグル犬 ルナとの暮らし そして、リバティ |
気を張ってると、思い出さない
だけどその分、ほっと一息つくと
波のように、ルナのことが思い出される
これがフラッシュバックだろうか
あまり思い出さない日もあれば、朝から泣いていたりするし
ふと、テラスを見て悲しくなったりする
この前もタクシーに乗った時に
私がルナをコートにくるんでタクシーに乗り
動物病院に行った時のことが思い出された
タクシーの中で
ずっとずっとルナの名前を呼んでいた・・・
ひとつ思い出すと止まらなくなる
それまでのこと、それからのこと
際限なく浮かんでくる
そして、これでもか、これでもか、と私を責める
ごめん、ごめんね、ルナ・・・
そう心の中で叫ぶ
痛かったよね
痛いのに、何も言えなくて
がんばって、ママに立ちあがってみせたね
「ルナはおりこうさんね!」
きっといつものように、そう言ってほしかったんだよね
オテをしたり、オカワリをしたとき、ママがいつも言ってたようにね
ルナはとってもおりこうさんでしたよ
がんばって立ち上がったんだもの!
ママは、絶対にルナは治るって信じたもの!
だけど
だけど
やっぱり、いっぱいいっぱいだったんだね
一生懸命に立ちあがって
「ママ、ほら見て!」って言ってたんだよね
だけど
だけど
神様がルナを連れていったのね
「ルナちゃん、もう頑張らなくていいよ
たくさんたくさん、がんばって
ママとパパと、お兄ちゃんとお姉ちゃんと
みんなを幸せにしたから・・・
ママの心をかえてあげたから・・・
ママにいろんなことを気付かせてあげたから・・・
ルナちゃんのお仕事はもう全部終わりましたよ」
神様はルナにそう言ったのかな?
でも、ママは神様に言いたいの
神様、まだルナは私に必要だったんです
もっともっと一緒に遊びたかったし
もっともっと一緒にいたかったんです
なぜ、あのとき
私の手からルナを連れていったのですか?
なぜですか?
なぜ、私のルナでなくてはならなかったのですか?
ルナは私には、まだまだ必要な子だったんです・・・
私が悲しんで、泣いてばかりいたら
ルナも心配だよね、っていつも思ってるの
ママが心配で、みんなと虹の橋で遊んでいられないものね
泣いてると、向こうからルナが走ってくるような気がするの
お耳をひるがえして
一生懸命に、走ってくるような気がするの
ダメなママねぇ