今朝9時、妹から電話
「・・・きょうヒマ?」
「うん、ヒマよ、何!?」
「・・・たろうが・・・死んだ・・・」
「!!!!!」
たろうというのは、私の実家の柴犬です
年齢は9歳
ちょっと早い死でした
ここ数年両親は、交互にけがや病気が絶えず
私たち姉妹は、ヘルパーさんを入れるのが嫌だという彼らを
少しですがサポート中
ここにきて、やっとヘルパーさんに来てもらうようになったのですが
私たちの中では、いつも話題に上るのは
両親がいなくなった時のこと
両方でなくてもどちらか一方が一人になった時のことです
不動産などはどうにかできるものの
私の中では、たろうはどうなるだろうか、ということが
一番の問題のように思っていました
最近も父の入院中
たろうは、夜昼構わず、なにを思ったか
何時間も吠え続けました
父がいないことが不安だったのかな、と思ったりしました
でもそのために、母がパニック状態になったり
思いもしないことが立て続けに起こりすぎた年末年始でした
父の入院は約3か月
その間、私は一つ決心をしていました
父と母は、一人になった時の気持ちが全く違います
父は最後まで今の家で過ごしたいんだけど
母は、一人になったら施設に移ると言います
父が残った場合はたろうはそのままでいいけど
母が残ったら、たろうは母が面倒見れないはず・・・
そうなったときに
たろうは私が引き取ろうと、そう心に決めていたのです
私がビーグルの多頭飼いに踏み切れなかったのは、たろうのこともあったのです
そんな気持ちを知ってか知らずか
たろうは昨夜から今朝のあいだに
虹の橋に駆け上がっていきました
実家に行くと、父も母も号泣で
特に、大腸の手術をして生還した父は
「たろうは、僕の代わりになったんだ」と言い続けていました
私たちは、「そう、お父さんの代わりになってくれたんだから
お父さんは長生きしないとだめだよ」と言いました
私は、たろうは安心したのだと思います
父の入院中、不安なのか父を探してか
延々と吠え続けていました
3月初めに父が退院して
術後も経過はよく、
やせ細っていた体も、ずいぶん色つやがよくなりました
きっと、たろうは安心したんだと思います
おとうさん、もうだいじょうぶだね
これ以上僕が生きてると
おとうさんたち世話が大変だろ?
先に行ってるから、ゆっくり迎えに来てね
私にはそんな思いが聞こえたようにも思えました
もう少し生きててもよかったのに・・・
私がここで面倒見たのに・・・
私のところに来るのは嫌だったのかな、なんてね・・・
そんなふうにも思うのです
妹は昨日も実家に行ってて
何も変わりなく普通にしてたと言っていました
でも柴の純血種は心臓が悪い子も多いとか・・・
こんなにぽっくり逝くなんて
やっぱり心臓なのかな・・・
今日は、リバティのことではなくてごめんなさい
写真もないので
ひょっとしたらたろうがくるかもしれなかったテラスで遊ぶリバティを
ごらんくださいませ